ライターの皆さんも、
ネットでいろんな文章を読んできた経験があると思います。
- 結局、何を言いたいのかさっぱりわからん…。
- 文章がむずかしすぎて読む気にならない。
- 話があっちにいったりこっちにいったりしてる。
- なんか上から目線でムカつく。
- いいから早く結論を書けよ…。
↑文章を読んでいて、
こういうイラッとした経験がある方も多いでしょう。
それらの文章も、きっとどこかのライターさんや
ブロガーさんが一生懸命書いたはずなんですよね。
ですが、ちょっとしたポイントを外しているのが原因で、
読者から「ダメ記事」認定されてしまうケースは少なくありません。
せっかく時間と労力をかけて記事を作るのですから、
読者から「読んで良かった!助かった!」
と思ってもらえる記事に仕上げましょう。
ダメ記事を書かないためにはいくつかコツがあります。
↓以下のようなポイントを意識してみてください。
この記事の目次
「1記事=1テーマ」で書く
記事は「1記事=1テーマ」で書きましょう。
記事の情報量は「多ければ多いほど良い!」わけではありません。
1つ記事の中にいろんなテーマが入っていると、
読者は「結局これ何についての記事なの?」と混乱してしまいます。
この記事の中で一番言いたいことはこれ!をあらかじめ決めておいて、
その内容だけをピンポイントで伝えることを意識してみてください。
記事タイトルと本文が離れないようにする
読者は記事タイトルを見て、本文を読みにきます。
なので、記事タイトルと本文が違う内容にならないよう注意してください。
(OKな例)
- 記事タイトル
商品Aの口コミ評判を紹介! - 本文
この商品を実際に使った人の口コミ評判を、良いものと悪いものに分けてまとめてみました。
実際に購入した人の口コミ体験談だけを集めてみましたので、参考にしてみてください。
(NGな例)
- 記事タイトル
商品Aの口コミ評判を紹介! - 本文
商品Aはニキビ対策に非常に効果が高い商品です。
この商品に含まれている〜という成分がお肌の角質層に浸透し〜
↑記事タイトルを見て「商品の口コミについての記事だ」と思ってクリックしたら、
本文は「商品の効果についての文章」だったら、
読者は「いやいや今知りたいのそういうことじゃないから…」
という感じで離脱してしまいます。
これをやってしまうと、
たとえ本文がどれだけ高品質でもまったく読まれません。
お店の看板(記事タイトル)がクレープ屋さんだったので入ってみたら、
お店の中(本文)はうどん屋さんだった…。
みたいな感じですね。
ベテランのライターさんでもやりがちなミスなので、注意してください。
難しいことを「簡単にわかりやすく」がベスト
弊社ではライターさんに対しての「良い記事」の評価基準として
↓以下のように判断しています。
(上に行くほど高評価)
- 難しいことを、簡単にわかりやすく伝える
- 難しいことを、そのまま難しく伝える
- 本来は簡単なことを、あえて難しく伝える
↑3.は論外ですが、
2.にとどまっている人はとても多いです。
1.ができる人はなかなかいません。
「難しい内容を、そのまま難しく表現すること」は誰にでもできることです。
「難しいことを、簡単にわかりやすく伝える」のがライターのウデの見せどころです。
ネット上の文章ではとにかく簡単でわかりやすく頭に入ってきやすい!
がベストだと思っておいてください。
主張にはすべて根拠をつける
記事の中でどのような主張をするか?は基本的に自由です。
ただ、それらの主張にはすべて根拠をつける必要があります。
↓根拠というのは以下のようなものです。
- 具体例
- 体験談
- 有名人の意見
- 論理的に考えてこうなるという理屈
- 統計データなど
根拠が示されていないと、
文字通り「根拠のない主張」ということになってしまいます。
文章表現がどれだけ美しかろうが、
読者は「テキトーなこというなよ」という感じで離脱していきます。
記事内ではすべての主張に根拠をつけることを意識してみてください。
しっかりと言い切る
〜なような気がします。
〜かもしれません。
〜みたいです。
〜だそうです。
↑こういう表現は基本的に避けましょう。
具体例や体験談など、根拠がある主張ならばしっかり言い切れるはずです。
逆に言えば、あいまいな言い方をしてしまう場合、
ライターさん自身が根拠が弱いと感じている可能性が高いです。
いったん記事を書くのを止めてリサーチを深めるか、
構成を練り直した方が良い記事になるかもしれません。
ネットの読者は「超絶せっかち」
ネットの読者は、書籍の読者とまったく違います。
彼らの多くはソファに寝転びながら読んだり、
電車の中でぼんやりとスマホいじったり…
みたいな感じで記事を読みにきます。
ひとことで言えば集中力が非常に低い状態なんですね。
↓具体的には、以下のような特徴があります。
- 記事の頭から順番に読むようなことはしない
ネットの読者は「自分の興味のありそうなことが書いてある部分」から読みます。 - 難しい表現は飛ばし読みする
文章表現が難しいとそれだけで読まれません。 - 赤文字や太字など、装飾されている文章を拾うように読む
文字装飾は弊社で行いますが、どの部分を強調すべきか?がわかりやすい文章を書いてもらえると助かります。
年上にアドバイスする感じで書く
ネットの文章では「上から目線の文章」はものすごく嫌われます。
どんなに良い記事内容でも、
書き手の雰囲気が上から目線だとそれだけで読まれないので注意してください。
イメージ的には「年齢が上の人にアドバイスする」
みたいな感じで記事を書くと良いでしょう。
まとめ
今回は、読者にダメ記事認定されないためのコツを解説しました。
記事はライター・ブロガーの汗と涙の結晶です。
せっかく記事を世の中に生み出すのですから、
しっかりと読まれる記事にしたいですよね。
読者をイラッとさせてしまうダメ記事には、いくつか共通点があります。
今回紹介したコツを参考に、ぜひ読まれる記事を目指してみてください。