弊社で発注する記事では、
単純な事実を並べただけ…みたいな記事
(=ウィキペディアっぽい記事)
はマイナス評価になります。
ライターのみなさんには、
なるべく感情や体験談がたっぷりつまった、
臨場感があってナマナマしい記事
を書いていただきたいと考えています。
↓以下、なんでこういう評価基準なのか?を説明します。
あえて「個人が趣味でやってるぽいブログ」を作る理由
弊社の運営ブログは、
個人が趣味で運営してるっぽい雰囲気にあえてしています。
なぜこういうブログを作っているかというと、
「あえて個人ブログを読みたい」と思って調べ物をしている人
↑この人たちを読者ターゲットにしているからです。
(こういう読者さんが一番たくさん商品を買ってくれます)
で、こういう読者さんって、
ウィキペディアに書いてあるような内容
では満足できない人たちなんです。
なぜ、ウィキペディア的な記事はダメなのか?
なぜ、ウィキペディアみたいな記事はダメなのか?
もう少し掘り下げて考えてみましょう。
みなさんもネットで買い物をするときに、
めっちゃ迷ったけど、
最終的にウィキペディアの内容をみて購入を決めた!
↑…なんてことはまずないでしょう。
なぜか?
ウィキペディアに書いてあるのって
「どこからも反対意見がこない主張や、単純な事実」だけなんです。
もちろん、そういった情報が重宝するケースもありますよ。
- この有名人ってどこの大学出てるんだろう?
- この言葉の語源ってなんなの?
- 食べ物の消費期限ってどうやって決まるの?
↑こういう「単純な事実」を調べたいときにはウィキペディアは重宝します。
しかし、ウィキペディアから何か商品が売れることはありません。
なぜならば、読者の感情を動かす要素がないからです。
人は感情で決めて理屈で正当化する生き物です。
感情が動かない限り、どれだけ根拠や理屈を並べても、
物を買ってもらうことはできません。
逆に言えば、読者の感情を動かすことができれば、
多少文章が下手だろうが、
論理が飛躍していようがものが売れるケースはあります。
ライターの皆さんには、
読者の感情を動かすにはどういう文章を書けばいいか?
を意識していただけますと助かります。
あえて個人運営のブログを読みにくる人はどんな人?
みなさんもネットで調べ物をされることがあると思いますが、
ネットには信頼性の高いサイトが山ほどありますよね。
お医者さんや弁護士さんなど専門家が運営しているサイトや、
メーカー企業の公式サイトなどが無料で見放題です。
そんな中であえて
「誰が書いているのかわからないような個人ブログ」
を読みたいのってどんなときか?
を考えてみてほしいのです。
たとえば私自身は、
↓以下のような場合に個人ブログをあえて探して読みます。
- 明確な答えがない問題についてヒントが欲しいとき
30代のおっさんになって「俺の人生これでいいのかな…」と悩みはじめた。みんなはどうなのかな?など - 実体験者のナマの体験談を見たいとき
何か買おうと思ってる商品があるときに、その商品の「悪い部分」についても本音で書いている口コミを読みたいとき - 公式サイトが書いたら炎上してしまうテーマについて調べたいとき
こういう人って最近よく見かけるけど、正直イラッとしない?みんなどう思ってるのかな?など
もちろん、取り組んでいただく記事のテーマによっては、
「明確な答え」に近いものがすでにあるケースもあるでしょう。
ただ、そういう場合にもその「明確な答え」にプラスして
↓以下のような情報をたっぷりと乗っけていただきたいのです。
- その「明確な答え」を実際にやってみたらこういうリアクションが返ってきたという体験談
- 解決方法としていくつか選択肢が考えられるが、それぞれの方法にはこういうメリットデメリットがある(そして企業メーカーはこういうホンネを書かない)
あなたの記事が、ウィキペディア記事のすぐ横に並べられたときに、
読者があえてあなたの記事に読みにくるようにしていただきたいのです。
くりかえしになりますが、
「この記事を読む人は、なぜウィキペディアや企業公式ではなく、
個人ブログでこの内容を読むのか?」を考えてみてください。
なんとなくどんな記事を書くべきか見えてくると思います。
まとめ
今回の内容は、ライターさんがご自身でブログその他をされるときにも役立つ考え方だと思います。
SNSが爆発的に普及していることで、
ブログというメディアの力は以前よりは落ちてきています。
ただ、そんな中で「あえて個人のブログで情報を読みたい」
と読者が思うテーマは今後もずっと存在していくでしょう。
むしろ、そういう役割に答えられるブログからは、
今後は商品がさらに売れやすくなっていくと考えています。
企業公式サイトや専門家のサイトが無料で見放題の時代に、
あえてどこの誰がやってるかわからないような個人ブログを読みたいのってどんなとき?
↑ライターのみなさんには、
これを考えながら弊社の仕事にとりくんでいただけますととても助かります。