記事の導入文の作り方を解説します。
導入文は、ネット記事を作る上で「一番重要なパート」と言っても過言ではありません。
なぜなら、導入文でミスると記事の本文を読んでもらうことができないからです。
導入文は読者が最初に見る部分です。
ここで読者をカニバサミ(プロレス技)するようにガッチリ捕まえて、
記事の本文に引きずりこまなくてはいけないのです。
とはいえ、難しく考える必要はありません。
以下で説明する方法を使えば、
初心者の方でも魅力的な導入文を簡単に作ることができますよ。
この記事の目次
導入文はこの「2つのパーツ」で作る
↓導入文章は、以下の2つのパーツで構成するといい感じで作れます。
- 読者の心のつぶやき
- 本文に引き込む文章
↓ひとつ例をお見せするとこんな感じ。
(画像クリックで拡大できます)
なお、導入文はモリモリの長すぎでもよろしくないので、
長くても300文字程度で作成しましょう。
↓以下、パーツ1とパーツ2の作り方を解説します。
パーツ1.「読者の心のつぶやき」の作り方
まず、この記事の読者が疑問や不安に思っていて、
「心の中でつぶやきそうなこと」を、
箇条書きのかたちで入れます。
箇条書きは多すぎても暑苦しくなるので3個〜5個ぐらいで良いでしょう。
読者のつぶやきを入れる目的は、
読者に「そうそう、そういうことあるよな。自分もそう思ってた」と共感してもらって本文に読み進めてもらうことです。
読者の共感を誘うためには、
可能な限りリアルかつ具体的で、
読者の悩みが丸ごと出ているナマナマしいつぶやきを冒頭に入れるのが効果的です。
どんなつぶやきを入れるのが良いか?は、
元の記事の内容やキーワードから類推する必要があります。
Yahoo!知恵袋などで検索してみるのもおすすめです。
上の例の導入文では、
「経理 仕事 楽しい」というキーワードで検索する読者を想定していますが、
このキーワードをYahoo!知恵袋で検索すると、
↓以下のような質問が見つかりました。
↑こうしたリアルなやりとりを参考にしながら、
具体的で生々しい導入文章を作ってみてください。
パーツ2.「本文に引き込む文章」の作り方
「読者の心のつぶやき」を箇条書きで入れた後には、
読者を本文に引き込む文章を入れます。
上で「心のつぶやき箇条書き」を読んで、
「そうそう、あるある」と共感してくれた読者を、
カニバサミでガチっと固定して、本文に引きずり込んでください。
↓例えばこんな感じの流れで書きます(あくまで例です)
(読者の心のつぶやき3つがここに入る)
こういう悩みってありますよね。
〜は〜なので、〜と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、私も過去に同じ悩みを持っていたんですよね。
(毎日、〜でストレスマックス状態でした…)
ただ、〜しているときにたまたま知った〜を活用することで、かなりいい感じに解決することができたんです。
この記事では、過去の私と同じように〜で悩んでいる方向けに、解決のヒントを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
↓作り方のコツとしてはこの2つ。
- 2-1. 記事本文の「落としどころ」がなんとなく見えること
- 2-2. 書き手の信頼や実績が伝わること
こちらも順番に説明します。
2-1. 記事本文の「落としどころ」がなんとなく見えること
ネットの読者は超せっかちなので、
「自分の貴重な1分1秒を使って、この記事を読む価値があるのか?」を常に気にしています。
そういう読者に対して、
「この記事ではだいたいこういうことをお伝えしますよ(落としどころ)」
という内容を伝えましょう。
ここで「ふむふむまあちょっと聞いてやるか」と思ってもらえたら、
読者はおそらく「記事の目次」に目を落としてくれるでしょう。
そうなると記事の本文に興味を持ってもらえたわけで、
本文への引き込みは成功です。
2-2. 書き手の信頼や実績が伝わること
また、この記事はどんな人間が書いているのか?を伝えることも重要です。
「こういう実績を持つ私が、こういう内容を自信を持ってお伝えします」
としっかりと言い切ってください。
ここが自信なさげだと読者は読んでくれません。
牛丼屋さんでお昼ご飯を食べようかと思って入ったら、
ひょろっひょろの新人が出てきて、
「自分、初めて牛丼作るんであんま自信ないっすけど、がんばりますね…」
とか言われたらふざけんなってなりますよね。
ただし、上から目線になってしまわないように注意しましょう。
「自分もあなたと同じように悩んでいました。ただ、こういうことを意識してみると状況が改善したので、あなたもぜひやってみてください」みたいに、
「読者と同じ目線か、読者よりちょっとだけ先輩」ぐらいの立場で語るといい感じになります。
なお、別途ライターさんご自身のプロフィールなども作成してもらっているかと思いますが、
プロフィールは導入文が終わったところに挿入されますので、
導入文との整合性を意識しつつ作成しましょう。